豊胸した胸が硬い原因とは?直後からの触感の変化も徹底解説

脂肪注入豊胸

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せっかく豊胸したのにバストが想像より硬いとお悩みの方は多いので、触感は豊胸前にしっかりリサーチすべきポイントのひとつです。ただ、ネットでは硬いという意見や柔らかいという意見、しばらくしたら柔らかくなったという感想など様々あり、悩んでしまいますよね。
本記事では、そうした気になる疑問点について、バスト専門クリニックの医師が詳しく解説します。医師おすすめの豊胸法もご紹介するので、大きさと同じくらい触感を重視したい方は必見です。

どの豊胸だと胸が硬くなるのか

ヒアルロン酸豊胸、シリコンバッグ豊胸、脂肪注入豊胸が美容クリニックで扱われている代表的な豊胸術としてあげられます。ヒアルロン酸豊胸や脂肪注入豊胸は柔らかいとイメージするかもしれません。しかし、どの豊胸術でも程度の差はあれど、豊胸直後は硬いと感じることの方が多いでしょう。急なボリュームアップで皮膚や組織の伸び具合が追いつかず、乳房内がパンパンになってしまうためです。
経過による触感の変化や仕上がった後でも硬いと感じる原因は豊胸の方法によって異なるので、それぞれ知っておきたいポイントを整理してお伝えします。

ヒアルロン酸豊胸で胸が硬い原因

プチ豊胸と呼ばれ、気軽さがメリットにうたわれるヒアルロン酸豊胸。確かに他の豊胸術より軽度ですが、ダウンタイムがないわけではありません。注入直後はヒアルロン酸の質量や腫れや内出血により、バストの皮膚が張りつめた状態なので、硬い印象を持つ人が多いです。
ただ、1~2週間ほどで柔らかくなっていきます。腫れや内出血が落ち着くことに加え、ヒアルロン酸が注入した箇所とは違う場所に移動して分散したり、時間とともに吸収されて、張り詰めた状態が緩和されることも理由に考えられます。こうした現象を「なじむ」と表現しているクリニックも見受けます。

2~3週間以上経っても豊胸後の胸を硬いと感じる場合、次のような原因が考えられます。
①豊胸用ヒアルロン酸は顔用より硬い
②皮下直下にヒアルロン酸が存在する
③注入量が適切ではない
④吸収されずにしこりになっている

豊胸用ヒアルロン酸は顔用より硬い

美容液やお顔の注入施術でも知られるヒアルロン酸は滑らかな液状と思われがちですが、豊胸用は粒子が大きく、シリコンジェルに近いほぼ固形です。そのため、触感は硬くなりやすいのです。豊胸用の中でも種類によって粒子の大きさなど性状は異なりますが、思ったより硬かったので除去したいというご相談は珍しくありません。

部位で異なるヒアルロン酸の粒子

部位で異なるヒアルロン酸の粒子

皮下直下にヒアルロン酸が存在する

ヒアルロン酸豊胸では、吸収を遅らせて効果を長持ちされるために、血流が少ない乳腺下に注入することが基本です。ただ他院豊胸後のご相談の中には、皮下にヒアルロン酸が存在しているケースも見受けます。これでは直にヒアルロン酸の触感が手に伝わるので、硬いバストと感じてしまうのも無理はありません。もしかしたら乳腺下に注入されていたのかもしれませんが、ヒアルロン酸の場合、皮下に移動してしまうリスクが考えられます。
硬さが伝わりにくいように大胸筋内や大胸筋下に注入するクリニックもありますが、乳腺下より血流が豊富なので、効果の持続性は落ちます。また、診療では炎症を起こしたりしこりになっているケースも見かけます。

注入量が適切ではない

そもそも脂肪より硬いヒアルロン酸なので、注入箇所もそうですが、豊胸前のバストの大きさや脂肪量を考慮して注入量を決める必要があります。バストが小さい方にたくさん注入した場合、もともと脂肪が少ないので、たとえ乳腺下に注入したとしても硬さが気になる可能性は高いです。

厚みのある胸と厚みのない胸の違い

厚みのある胸と厚みのない胸の違い

吸収されずしこりになっている

ヒアルロン酸は通常なら徐々に吸収されてなくなるはずですが、硬いしこいになって残ることがあります。
体はヒアルロン酸を異物と判断し、ヒアルロン酸を被膜で覆って閉じ込めようとするのですが、その際にヒアルロン酸は周辺組織から水分を吸収され通常よりも硬くなってしまいます。これが硬いしこりの正体です。さらに被膜の周囲の炎症で、瘢痕化することもあります。

ヒアルロン酸のしこりのエコー画像と摘出した瘢痕化したしこり

ヒアルロン酸のしこりのエコー画像と摘出した瘢痕化したしこり

シリコンバッグ豊胸で胸が硬い原因

改良が重ねられずいぶん柔らかい触感のものも増えた豊胸シリコンですが、豊胸後しばらく触感は硬く、形も高い位置で前に突き出るような状態になります。手術直後はまだ皮膚や組織が伸びてないという理由は他の豊胸術も同じですが、豊胸シリコンは他より大きな物体を挿入する方法なので、皮膚や筋肉、靭帯などの組織が伸びてなじむのにも時間がかかるからです。
腫れや内出血が落ち着く2~3週間後くらいには、胸がパンパンに張っている状態は緩和してきます。その後、組織の緩みに伴い3~6ヵ月ほどかけて、高い位置にあった豊胸シリコンが徐々に想定していた位置に下がり、触り心地も柔らかくなります。当院では、術後1ヵ月の経過診察時には柔らかくなったと実感されているゲストが多いです。

シリコンバッグ豊胸で硬さが気になる場合は、以下のことが関係していると考えられます。
①シリコンバッグの種類
②シリコンバッグの挿入位置
③カプセル拘縮や石灰化を起こしている

シリコンバッグの種類

代表的な豊胸シリコンの種類として、モティバ・ベラジェル ・セビン・メスモがあげられます。それぞれ弾力性や外膜の厚さなどで違いがあり、柔らかさや耐久性が異なります。触感で言えばベラジェルが外装も他より薄く柔らかいですが、様々な検討ポイントを考慮して当院ではモティバを採用。なかでも柔らかさや耐久性、自然な形といった点で改良されているエルゴノミクス2をおすすめしています。
ただ、本来のバストの柔らかさは脂肪なので、同じくらいの触感をイメージされている場合は、硬いと感じることがあるかもしれません。

各シリコンバッグの触り心地

各シリコンバッグの触り心地

触り心地については次のコラムも参考にご覧ください。
豊胸シリコンの触り心地はどんな感じ?種類比較とバレない工夫

シリコンバッグの挿入位置

シリコンバッグ豊胸の手術では、乳腺下、大胸筋下、大胸筋膜下のどの位置に挿入するか選択します。
もともとバストにある程度のボリュームがある方は、皮下の脂肪で豊胸シリコンの触感がまぎれるので乳腺下に挿入します。しかし、脂肪量が少ないバストの小さい方の乳腺下への挿入は、触ると分かる可能性があります。

シリコンバッグ挿入位置の違いによるメリットとデメリット

シリコンバッグ挿入位置の違いによるメリットとデメリット

カプセル拘縮や石灰化を起こしている

人工物である豊胸シリコンを挿入すると、体は異物ととらえ、閉じ込めようと周囲に線維組織の被膜を形成します。こうした拒否反応は人体の正常な働きなので、被膜が薄ければ問題ありません。ただし、厚い被膜に豊胸シリコンが締め付けられるカプセル拘縮を起こすと話は別です。カプセル拘縮では、締め付けられて硬くなった豊胸シリコンが手に触れるようになり、拒否反応がさらに強くなるとバストが盛り上がり見た目の不自然さも強調されます。
また、シリコンバッグ豊胸ではカプセル拘縮とは別に、石灰化のリスクがあります。被膜の周囲には微弱な炎症が続くため、長年豊胸シリコンを挿入していると、炎症の影響で体液中のカルシウムが結晶化して被膜に沈着するのです。このトラブルも、進行すると結晶に覆われた豊胸シリコンが石のように硬くなり、触るとわかるほどの異常さが生じます。

カプセル拘縮時と石灰化のときのバストの状態

カプセル拘縮時と石灰化のときのバストの状態

脂肪注入豊胸で胸が硬い原因

脂肪注入豊胸は、本来のバストを構成する自己組織の脂肪細胞でボリュームアップを図る方法なので、豊胸術の中では仕上がりがもっとも柔らかく自然です。ネットや口コミでもそうした説明が多いので、豊胸直後の胸の硬さに驚く方もいるかもしれません。
脂肪のボリュームアップに加え、麻酔液や腫れ、内出血の影響もあり、豊胸直後は皮膚が張りつめた状態です。脂肪注入豊胸を受けたことのある当院スタッフは「少し空気の抜けたバスケットボールくらいの硬さ」と表現していました。もともとのバストが小さい方は皮膚が伸びにくいので、カチカチという表現に近い印象です。
ただ、腫れが落ち着いてくる1~2週間ほどで、強く内出血が出ていない部分から硬さがなくなっていきます。1か月後くらいには多くの人が柔らかさを実感し始め、脂肪が定着して仕上がる3カ月後には、触っても豊胸したことはわからなくなります。

そんな脂肪注入豊胸でバストの硬さが気になるとしたら、考えられる原因はひとつ。
しこりです。

しこりができている

注入した脂肪が壊死してしこりになると、触ったときに硬い異物感を覚えることがあります。しこり除去のご相談にいらっしゃるゲストのうち、乳がん検査で指摘されたという方もいますが、ご自身で気づかれた方がほとんどです。さらに、被膜の周囲に石灰化が起こるとより硬くなり、進行するとごつごつした感じが増すことになります。

しこりとなった脂肪注入

しこりとなった脂肪注入

しこりができてしまう原因には、血液や麻酔液など不純物が注入脂肪に含まれていること、細かく分散して注入できていないこと、許容を超える量を注入してしまうことがあげられます。どのケースも脂肪に酸素や血液などの栄養が行きわたらない状況を作ってしまい、壊死してしまうのです。
悪性のしこりではありませんが、炎症を起こすと痛みが生じますし、痛みがなくても硬く触れるのが気になって除去を希望される方をこれまでたくさん診てきました。

脂肪注入でしこりができる原因

脂肪注入でしこりができる原因

医師おすすめ!柔らかい仕上がりの豊胸術2選

とにかく柔らかく自然な形のバストを希望される方が選ぶべきは、やはり脂肪注入豊胸です。しこりのトラブルは、実は良質な脂肪と注入技術が伴えば回避できます。
ただ、1回の脂肪注入で3カップ以上大きくすることは困難です。そのため柔らかさと大きさの両方をご希望の方に当院では、豊胸シリコンに脂肪注入を併用するプレミアムハイブリッド豊胸をおすすめしています。

当院の脂肪注入豊胸の特長

バストクリニックの脂肪注入豊胸には3つの特長があります。

①必ずCRF(コンデンスリッチファット)を使用
CRFとは、特許技術の荷重遠心分離によって血液や麻酔液の不純物はもちろん、老化した脂肪細胞も除去し、健康な脂肪細胞を濃縮した脂肪です。こうした良質な脂肪を用いることで、定着を高め、しこりのリスクを回避します。

②事前に可能な注入量を予測
カウンセリング時の触診やエコー検査で確認する皮膚の伸び具合や乳房内の状態から、どの層にどの程度の脂肪量が注入可能かを予測するため、注入し過ぎてしこりを作るようなことはありません。またエコー検査は術後にも行い、しこりができたりしていないか、しっかり定着しているかなど、結果についてもきちんとチェックします。

③細く長く分散注入
塊で注入すると表面のごく一部の脂肪しか定着しません[1][2]。しこりを作らないことはもちろん、できるだけ多くの脂肪を定着させるため、注入する脂肪の直径は壊死しても再生するとされる2.4mm未満に保ち、30cmくらいのヌードル状で皮下、乳腺下、大胸筋内、大胸筋下と様々な層に分散注入[3]しています。

④痩せ型の方にも対応
痩せ型の方なら組織を拡張して注入キャパシティを高める乳房拡張器[4]や、脂肪の定着を促進する効果が期待できるエクソソーム[5][6]の併用など、よりご希望に近いバストにするための豊富な選択肢をご用意しています。

BUST CLINICの脂肪注入豊胸の特徴

BUST CLINICの脂肪注入豊胸の特徴

<脂肪注入豊胸の症例>
直径2.4mm未満のヌードル状に脂肪を注入したことで、しこりも作らず、デコルテから下乳まで自然にボリュームアップできました。もちろん、とても柔らかく仕上がっています。

脂肪注入豊胸の症例

脂肪注入豊胸の症例

施術概要太もも、腹部などの皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。これをバストの皮下に注入する豊胸手術。
施術費用¥864,000(税込 ¥950,400) ※モニター料金

モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
【脂肪注入豊胸モニター募集】
副作用・リスク施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

当院のプレミアムハイブリッド豊胸の特長

他院と当院のハイブリッド豊胸。その最も大きな違いは、脂肪の注入の仕方です。
一般的なハイブリッド豊胸は、豊胸シリコンの縁や形が目立ちやすいデコルテに脂肪を注入することが多いのですが、プレミアムハイブリッド豊胸はバスト全体に脂肪を注入します。皮下脂肪層に厚みが出るので、乳腺下への挿入でも柔らかく仕上げることができます。

プレミアムハイブリッド豊胸の特徴

プレミアムハイブリッド豊胸の特徴

<プレミアムハイブリッド豊胸の症例>
豊胸シリコンと脂肪でしっかりボリュームアップできています。もともとバストに脂肪は少なめの方でしたが、乳腺下への挿入でも柔らかさに満足いただけています。まだ術後1ヵ月なので、これからdrop & fluff してさらに柔らかく自然な形に仕上がります。

プレミアムハイブリッド豊胸の症例

プレミアムハイブリッド豊胸の症例

施術概要ワキの下か乳房下縁からシリコンバッグを挿入し、採取した皮下脂肪をコンデンスリッチ法でシリコンバッグ上の皮下に注入する。
施術費用¥1,136,000(税込 ¥1,249,600)〜¥1,296,000(税込 ¥1,425,600) ※モニター料金

モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
【プレミアムハイブリッド豊胸モニター募集】
副作用・リスク施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

柔らかさと大きさの優先順位に迷うならまずは相談を

ネットでは柔らかそうに見える動画も多く紹介されているので、どの方法でも自然な柔らかさになりそうと思う方も多いでしょう。しかし、豊胸の方法によってはダウンタイムが落ち着いても、術前のイメージとのギャップから硬いと感じてしまうことはあります。そのため、柔らかさ・大きさ・形・許容できるダウンタイムの程度・費用など、優先順位を事前に考えておくことが大切です。
もし迷うようならお気軽に無料カウンセリングをご利用ください。理想のイメージやライフスタイルなどをお伺いし、診察・検査結果を加味して、お一人お一人に適した方法をご提案させていただきます。

コラムのポイント

  • どの方法でも豊胸直後は触ると硬いと感じることが多い
  • 仕上がった後も硬い場合は、豊胸トラブルの可能性がある
  • 柔らかさ重視なら、脂肪注入豊胸かプレミアムハイブリッド豊胸がおすすめ

よくある質問

  1. 豊胸したことは触られたらバレますか?

    触感の他に、温度でバレるリスクがあります。
    豊胸後に想定すべき「触った時の違和感」は、硬さ以外に、冷たさがあげられます。ヒアルロン酸や豊胸シリコンは人工物で血が通っていないため、浅い層にある場合は外気の影響で冷たくなることがあります。
    その点、自己組織を用いる脂肪注入豊胸は外気温の影響を受けません。また、豊胸シリコンでも深い層に挿入しているケースや、もともとバストに脂肪が多い方、プレミアムハイブリッド豊胸で皮下脂肪層全体に厚みを持たせた場合は、外気温の影響を受けにくくなります。

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この記事の監修医師

ボディデザインのTHE CLINIC において、3年連続MVPに選ばれた「ボディデザインの権威」

  • BUST CLINIC 院長
  • 日本外科学会 若手研究者賞 受賞
  • CRF療法、VASER Lipo認定医

コラムでは解消しきれない疑問や
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