脂肪注入豊胸のダウンタイム完全ガイド:術後の経過と注意点
UPDATE
脂肪注入豊胸は、自然な仕上がりとバストアップを同時に実現できる豊胸術として、多くの方に選ばれています。しかし、施術後の「ダウンタイム」についての理解が不十分だと、後になって何かと不安や戸惑いを感じることも。脂肪吸引を伴うこの手術では、バストだけでなく脂肪を採取した部位にもダウンタイムへの配慮が必要です。
本記事では、脂肪注入豊胸のダウンタイムに焦点を当て、術後に予想される症状や経過、そして回復を促進するためのケア方法について、詳しく解説していきます。術後の不安を解消し、理想のバストを手に入れるための参考にしてください。
脂肪注入豊胸とは
脂肪注入豊胸は、自分の体から採取した脂肪をバストに注入して大きくする豊胸術です。
脂肪吸引で採取した脂肪細胞は、不純物や老化細胞を丁寧に取り除いてからバストに移植しますが、この時、ただ単純に注入にするのではなく、バストの構造や脂肪の特性を考慮しながら注入することが大切です。具体的には、1箇所に塊で注入しないこと、量を入れすぎないこと。この2点は特に遵守します[1][2]。こうした配慮は、注入した脂肪をしっかり定着させるために欠かせません(この辺りの詳しいことは、「脂肪注入豊胸」で詳しく解説しています。よろしければご覧ください)。
脂肪注入豊胸の魅力は、なんといっても自然な仕上がりになること。シリコンバッグのような異物を入れるわけではないので、触った感触も自然に近く、自分自身のバストのように感じられます。
また、脂肪吸引と同時に行うことで、脂肪の気になる部分をスリムにしながらバストアップも叶えられます。ダイエットでは難しい、ボディラインのメリハリを実現できるのも脂肪注入豊胸ならではの大きなメリットです。
ビフォー・アフター
当院の実際の症例をご覧ください。
<40歳女性/授乳後>
授乳後のバストを自然に大きくしたいというご希望をいただいたゲストに対し、脂肪注入豊胸を基本に、オプションとして培養幹細胞を追加しました。結果、若々しくハリのある美しいバストに仕上がりました。
<28歳女性/胸を大きくしたい>
痩せたバストに自然なボリュームを持たせたいというご要望を受け、脂肪注入豊胸を行いました。仕上がりはハリのある美しいバストとなり、大変ご満足いただけました。
<36歳女性/胸を大きくしたい>
バスト全体に自然なボリュームを持たせたいというご要望に応え、脂肪注入豊胸を2回に分けて行いました。1度に注入できる量には限りがあるため、皮膚の伸び具合に合わせて2回に分けることもあります。
施術名 | 脂肪注入豊胸 |
---|---|
施術概要 | 気になる部位の皮下脂肪を採取し、不純物を除去したコンデンスリッチファットをバストの皮下に注入する。 |
施術費用 | 脂肪豊胸モニター価格:¥864,000(税込 ¥950,400) 自然なボリュームアップ【脂肪注入豊胸モニター募集】 |
副作用・リスク | 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。 |
脂肪注入豊胸のダウンタイムはバストの育成期間
脂肪注入豊胸のダウンタイムは、注入した脂肪が定着し、あなたのバストの一部になっていく、いわばバストを「育てる」ための大切な期間です。焦らず、しっかりとケアをしましょう。
その際、余計な心配、気苦労をしないために、あらかじめ何が起こるかを正しく理解しておくことが大切です。以下で、術後に予測される症状や経過についてご説明します。
脂肪吸引部位の経過(痛みはバストよりも激しい)
脂肪注入豊胸のダウンタイム中は、バストよりも脂肪吸引を行なった部位の痛みの方が強く感じることが多いです。手術後2~3日がピークで、その後は徐々に軽くなっていきます。痛みの種類としては、筋肉痛のようなだるさや鈍痛、皮膚のひりひり感などをイメージしていただくと良いでしょう。
脂肪吸引の痛みは個人差が大きいです。ゲストの中には、「想像していたよりも痛みが強くて驚いた」「痛み止めが切れると辛かった」という方がいらっしゃる一方、「ほとんど痛みを感じなかった」という方もいらっしゃいます。実際、痛みの感じ方には個人差があるので、痛みを強く感じた時の対処法など、術前にしっかりと説明を受け、不安な点は解消しておくことが大切です。
期間 | 症状の変化 | 具体的なイメージ |
---|---|---|
術後1〜3日 | 痛みや腫れが最も強く出る時期 内出血も目立ち始める |
激しい運動をした後のように体がだるく、痛むことがあります。 |
術後1週間 | 痛みや腫れは落ち着く 内出血は濃い黄色や緑色に変色 |
階段の上り下りも楽になり、日常生活に支障が出にくくなります。 内出血は古いアザのように色が変化します。 |
術後2週間 | 内出血の色味はさらに薄くなり、黄色っぽく変化 皮膚が突っ張る症状(硬縮)が見られるようになる |
内出血はほとんど目立たなくなります 術部周辺の部位の曲げ伸ばしがしづらくなる。 |
術後1ヵ月〜 | 傷跡も赤みも引いて、見た目は普通の印象 硬縮は続く |
見た目の痛々しさは無くなり、温泉やプールも楽しめるようになります。 皮膚のツッパリや硬さ、乾燥した感じが残ります。 |
術後3ヵ月〜 | 皮膚のツッパリ感も無くなり、ほぼ無症状 | 体感はないものの、さらにに皮膚が引きしまってきます。 |
バストの経過(胸の腫れが落ち着くと少しサイズダウンする)
手術直後は、注入した脂肪とその周りの組織がむくんで、バストが大きく感じることがあります。「あれ?こんなに大きいの?」と逆に不安になる方もいるほどです。
しかし、この腫れは2~4週間かけて徐々に引いていきます。
また、注入した脂肪は全てが定着するわけではなく、時間の経過とともに一部が吸収されてしまいます。
そのため、最終的なバストのサイズは、手術直後よりも少し小さくなるとお考えください。
期間 | 症状の変化 | 具体的なイメージ |
---|---|---|
手術直後〜1週間 | 腫れが強く、バストが大きく感じる 触れると少し固く感じる |
風船に空気を入れたように、バストがパンパンに張った感覚があります。 |
1〜2週間 | 徐々に腫れが引いていき、バストの腫れが軽減していく | 腫れは半分程度に落ち着き、バストの張りも楽になります。 |
2〜4週間 | 腫れが落ち着き、最終的なサイズに近づいてくる 注入した脂肪が定着し始め、完成形に近づく |
注入した脂肪細胞が、バストの一部として定着していく大切な時期です。この時期には、激しい運動やマッサージなど、脂肪細胞に負担をかけないように注意が必要です。 |
ダウンタイム症状のケア方法
ダウンタイムには、痛み、腫れ、むくみといった症状がみられます。それなりに派手な症状がみられることもありますが、必ず起こることなので落ち着いて対処すれば問題ありません。それぞれの対処法についてご紹介します。
バストの痛みへの対処法
バストの痛みは、手術直後から数日間続くことがありますが、多くの場合、我慢できないほどの強い痛みではありません。
とは言え、痛みには個人差があり、全く痛みを感じない方から、鈍痛や違和感を感じる方までさまざまです。もし痛みが強い場合は、自己判断で市販薬を服用せず、必ず医師に相談し、指示に従ってください。
薬以外の対処法としては、患部を冷やすことを試してみてください。痛みや腫れを和らげることができます。ただし、冷やしすぎると血行が悪くなり、回復を遅らせてしまう可能性があるので、1回15分程度、1時間以上の間隔を空けて冷やすようにしましょう。
脂肪吸引の痛み/内出血への対処法
脂肪吸引をした部分は、術後数日間、筋肉痛のような鈍い痛みを感じることがあります。
痛みには個人差がありますが、ほとんどの場合、1週間程度で日常生活に支障がない程度まで軽快します。
痛みが強い場合は、処方された痛み止めを服用したり、医師に相談してください。
脂肪吸引のむくみへの対処法
脂肪吸引後のむくみは、手術によってできた皮下組織の空間を体液で埋め合わせようとする、術後特有の反応の一つです。むくみが出ること自体は正常なので、あまり心配しすぎずに経過を見守ってください。
個人差はありますが、ピークは術後2~3日後で、その後1~2週間かけて徐々に引いていきます。
対策として、圧迫着を着用するのはもちろんですが、日常生活では以下のことを心がけましょう。
- 睡眠時:足を高くして寝ると症状が軽減します
- 食生活:塩分を控えめにすることをお勧めします
- 運動:軽いウォーキングなどを行いましょう
脂肪吸引の硬縮への対処法
脂肪吸引後、数週間から数ヶ月は、皮膚の下に硬さを感じることがあります。この症状は、脂肪吸引によってダメージを受けた皮下組織で線維化が進んでいることを意味します。
これも回復過程で必ず見られる事なのでご安心ください。
硬縮は、時間とともに徐々に改善していきますが、マッサージやストレッチを行うことで改善が促されます。エステなどでインディバ を受けるのも効果的です。
ただし、自己判断でマッサージを行うと、炎症を悪化させたり、皮膚を傷つけてしまう可能性があるので、必ず医療スタッフの指示に従ってください。
ダウンタイム中の日常生活で気を付けるべきこと
術後の日常生活で気を付けていただきたいことは、大きく4つあります。順にご説明します。
1. 手術直後の激しい運動は避ける
手術直後の体は、想像以上にデリケートな状態です。
例えば、激しい運動によって血流が活発になると、手術部位の腫れや内出血が悪化したり、せっかく定着しようとしている脂肪細胞が移動してしまうリスクも考えられます。
ですから、手術後2週間程度は、軽いストレッチやヨガなど、体に負担の少ない運動にとどめ、ジョギング、筋トレ、ダンスなどは避けましょう。
運動を再開する時期は、医師と相談の上で決められるのが無難です。
2. 最低、術後2週間は禁煙・禁酒を守る
飲酒は、血管を拡張させ血流を増加させるため、手術部位の腫れ、むくみ、内出血を悪化させる可能性があります。また、喫煙は、体内の酸素供給を阻害し、傷の治りを遅らせる原因となります。
特に、脂肪注入豊胸は、移植した脂肪細胞が新しい血管とつながり、栄養や酸素を得ることで定着していく手術です。
喫煙によって血流が悪くなると、脂肪細胞への栄養供給が滞り、脂肪細胞が壊死してしまうリスクも高まります。
手術の効果を最大限に引き出し、合併症のリスクを減らすためにも、手術後2週間程度は、禁酒・禁煙を徹底するようにしましょう。
3. 脂肪が定着するまではダイエットしない
脂肪豊胸後は痩せすぎないようにしてください。
手術の直後は数キロ体重が増えるのが普通ですが、その体重を維持するように心がけていただきたいです。間違ってもダイエットなど行わないようにお願いいたします。
ただ、やみくもに高カロリー食を摂り続けるのではなく、バランスのとれた内容を心がけましょう。具体的には、鶏肉、ヨーグルト、アボカド、ナッツ、野菜類を意識的に摂取するように心がけてください。
ダイエットは、だいたい手術の3カ月以降、脂肪が定着してからなら大丈夫です。
4. 湯船に浸かるのは医師の許可を得てから
湯船に浸かることで、体が温まり血行が促進されると、手術部位の腫れや内出血が悪化する可能性があります。また、手術部位の傷口が完全に塞がっていない状態での入浴は、感染のリスクを高める原因にもなりかねません。
手術後1週間程度は、シャワー浴にとどめ、患部を清潔に保つように心がけましょう。
湯船につかるは、医師が傷口の状態を確認し、許可を出したあとにしてください。
合併症のリスクとその対策方法
脂肪注入豊胸は比較的安全な手術ですが、他の手術と同様に、合併症のリスクがゼロではありません。考えられる合併症には、以下のようなものがあります。
- 感染:手術部位が細菌感染を起こす可能性があります。
- 血腫:手術部位に出血し、血液が溜まることがあります。
- 脂肪壊死:注入した脂肪が、血流不足などで壊死してしまうことがあります。
- 知覚異常:手術部位の感覚が鈍くなったり、過敏になったりすることがあります。
これらの合併症リスクを減らすために、手術を受けるクリニック選びは非常に重要です。
実績や経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶようにしてください。
また、手術を受ける前に、医師に自分の体質や持病について詳しく伝えること、手術後の注意点やケア方法についてしっかりと確認しておくことも大切です。
万が一、術後に気になる症状が出た場合は、自己判断せずに、速やかにクリニックに相談しましょう。
当院はダウンタイムの個別相談をLINEでお受けします
脂肪注入豊胸のダウンタイム中は、脂肪吸引部位の痛み、腫れ、内出血、注入部位の腫れ、硬縮などが見られます。これらの症状は、時間経過とともに改善していきますが、ご本人にしてみると、いつまで続くのか?本当によくなるのか?といったことが気になるのではないかと思います。また、運動制限、飲酒・喫煙の制限、食事制限、入浴制限など、日常生活で守っていただきたいこともいくつかありますが、どこまで厳密に守るべきか、迷うこともあるでしょう。
当院では術前後のご相談に個別のLINEで対応するサービスを行なっており、術後のこうしたご相談にもきめ細かく対応しています。またお値打ちなキャンペーン情報もいち早くお届けします。
もし少しでも手術ご検討されているようでしたら、ぜひお気軽に登録ください。
コラムのポイント
- 脂肪豊胸のダウンタイムはバストの育成期間と考えて、気長に、しかし冷静に対処することが望まれる
- ダウンタイム中は、現に出ている症状に対処すると同時に、日常生活で注意すべき点もいくつかある
- BUST CLINIC では術後(ダウンタイム)のサポートも手厚く、LINEでの個別相談にも応じている
出典